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Nintendo Switchのお話 ~ローンチタイトルのお話~

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任天堂ハードのローンチタイトルは少ない、いつからかそういう定説が定着してしまったような気がする。私個人としてはこういうタイミングこそ新しいゲームに手を出すチャンスだと思っているのだが、期待しているタイトルが中々発売されず、もどかしい思いをしている人もいるだろう。

そこで、今回のNintendo Switchを含めて「任天堂ハードのローンチタイトルの少なさ」について今までの考えをまとめた。他にも考えられることがあるかもしれないので、一度考えてみると新しい発見があるかもしれない。

 

 

 

Nintendo Switchのローンチタイトル

まずはNintendo Switchで発売されるローンチタイトルをみていこう。

Nintendo Switchのローンチタイトルは以上の8本となる。一見すると様々なジャンルのゲームが取り揃えられており、バランスの良いラインナップとなっている。

ただ、それでも「少ない」という声が出るのは確かに納得である。様々なジャンルやコンテンツがひしめく今のゲーム業界において、Nintendo Switchのローンチタイトルはキラーコンテンツとも言える存在があまりにも少ないというのは事実である。

「スタートダッシュ」という形でハードの今後を占うとなると、さすがに不安になってくるラインナップであろう。

 

ハードを売り出す際にキラーコンテンツの存在は重要なのだ。それがNintendo Switchには少ない。ではなぜなのだろうか。

 

仮説その1~発売初期の品薄状態を解消するため~

先ほども述べたが、Nintendo Switchのローンチタイトルの中で特別注目度の高いタイトルは少ない。ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドは確かに一大シリーズの最新作ということもあって注目されているが、逆に言えばそれだけである。

個人的にはボンバーマン新作は確かに嬉しいが劇的な売上向上に繋がるかと言えば、残念ながら答えは「ノー」と言わざるを得ない。

 

何故こうした状況になっているのか、それは半ば意図的に組まれているからだと考えられる。その中で思い至った仮説の1つとして「ハードの品薄状態を可能な限り改善したいから」というものがある。

 

発売初期に注目タイトルがバンバン発売されると、それだけ本体の需要が高くなる。そうなると品薄状態が長期化する恐れがあるのだ。特に新ハード発売直後に品薄状態が発生するとシャレにならない。ゲームソフトの方はダウンロード版を利用することである程度解消することが可能になったが、ハードの方はそうはいかない。欲しい時に入手できないという事態はなんとしても避けたいのが任天堂の本音なのだろう。

 

それなら「あらかじめ在庫などを十分に確保しておけばいい話なのでは?」という話もある。実際、任天堂側としても相当数の在庫を確保しているであろう。しかし用意できる在庫には限界がある。 

となると、次に思いつくのは「在庫を置いておく倉庫を増やす」とか「生産ラインを増やす」とか、色々と対策があるのだが、それをしない理由もちゃんとある。

 

仮説その2~生産ラインを維持するため~

急激に増えた需要に対応するため、工場の生産ラインを増加する。これによって一時的に増えた需要を満たすことは可能であろう。そう、需要が増加するのはあくまで一時的なのだ。

大人になれば分かる話だが生産ライン増設は多大な費用が掛かる。そして増設した施設の維持費用は継続的に求められる。ここらへんは初期費用や継続費用の話を学ぶと分かってくる話である。

 

最初は増設して一時的にでも購入者の欲求を満たせればそれでいいかもしれないが、需要が落ち着いた後は増設した生産ラインや倉庫の出番は少なくなる。そして需要が少なくなろうが維持費用は継続的に求められるのだ。

そのため、企業側は生産ラインの増設には極めて慎重である。具体的に言うとSHARPが経営不振から買収までの騒ぎになったのも、こうした生産ラインの増設が原因の1つである。そうした事情もあって生産ラインの増設は慎重すぎて困ることはない。

 

つまることろローンチタイトルの少なさは、企業側が無理のない範囲で品薄状態を作らないため、その工夫である。

「それにしても少なすぎる」と思う人がいるかもしれないが、少なすぎるくらいでちょうどいいのだ。もしも一部で「生産ラインを増設すべし」という声が出た場合、そこから先は地獄である。

 

転売対策

品薄状態が解消されるということは、消費者は正規の値段を払って購入する機会が増えるということである。これによって得られる恩恵は転売を利用する機会が少なくなるということ。

 

転売に関する意見は様々だが、企業側としては提示する額で購入してほしいというのが偽らざる本音である。その価格基準を崩壊させる存在は何としてでも減らしたいのだろう。

そのための第一歩として転売する旨味を少なくする、つまりは商品の品薄状態をなくす工夫が求められるのだ。

 

このように、一時的な不満の声を考慮しても、クリーンな市場展開を行う上でロンチタイトルを少なくするというのは立派な企業戦略であることが分かる。

 

まとめ

これらをまとめるとローンチタイトルの少なさは

  • 欲しいタイミングでユーザーに購入してもらうため
  • 企業が長期間に渡って商品を売るための策
  • 転売対策

以上の3点を見越して半ば意図的に行われていると推測される。楽しみにしているソフトがすぐに発売されないという状況は、言葉に出来ないもどかしさがある。

 

しかし、こうした企業側の背景を考えると我々に一考する余地を与えてくれるだろう。今回提示した理由以外にも、ロンチタイトルの少なさは何かしらの理由を抱えているのかもしれない。

 

私は既にNintendo Switch本体および『ゼルダの伝説 ブレスオブ ザ ワイルド』を予約している。『ゼルダの伝説』シリーズの経験や自由度の高いマップでの遊びは未経験なので非常にワクワクしている。

 

ローンチタイトルの少なさは我々の考え方次第でプラスの考え方もできる。どうせなら発売までワクワクした気持ちを保ちつつ、盛り上げていきたいところである。