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1000字中の備忘録

最近のニュースからお気に入りまで、色々と文字に起こしていくブログ

炎天下マインドコントロール

時事ネタ・思いつき
昨日、大阪市内を爆走していた。地図を見間違えたことで目的地とは逆の方向に歩いていたために、大慌てでUターンして目的地に向かわなければならなくなったのだ。目的地に着き、クーラーが絶賛稼働中の室内に入っても汗が止まらなかったのだから相当なものである。今までで一番暑かったと思えるのは、スーツという服装も関係しているのかもしれない。
結局、汗が完全に収まったのはそれからしばらくして、熱中症対策に購入していた塩飴を舐め始めてしばらくしてからのことである。
塩飴を舐め始めてからそれまであった不愉快な感覚が急速に消え失せていたのは我ながら不思議な感覚だった。いくら熱中症対策に効果的とはいえ、あそこまで短時間で効果が発揮されるようなものだろうか。

 

今回のように、実際に効果が発揮されるまで時間がかかる筈なのに、すぐ効果があるように感じられたのはやはり「塩飴が熱中症に効果がある」と自分自身が知っていたからなのかもしれない。
実際には効果がなくても、想像力豊かな人間は思い込みで効果があるように錯覚してしまうのだ。そういう意味では私は自分自身に無意識レベルでの「暗示」をかけていたのかもしれない。
 
暗示が人にもたらす効果は案外馬鹿にならない。心理療法として実際に自己暗示による治療法が存在しており、クエイズムという療法では否定的な言葉を口にしないことで心身を健やかにしていく。
他にも、他人の言葉や自身が持つ情報によって、その人が持つ潜在意識が大きく変わってしまう。平静でいられる人というのは、脳内に入り込んでくるあらゆる情報を一度は受け止める。そこから的確に情報を選び出し、無意識レベルでの「暗示」をかけることで冷静かつ説得力のある対応を可能としている。例えその暗示が間違っていたとしても、一度受け止めた情報からまた選び直すことで容易に暗示をかけ直すことができるのだ。
逆に平静を維持できない人はそのあらゆる情報を受け止める段階で脳回路がショートする、つまりは一部の情報を受け止めることができないのだ。そのため、自身が受け止めた僅かかつ偏った情報を頼りに結論を導き出して「暗示」をかける。そうやってかけられた暗示は非常に不安定かつ強力なものとなる上に、間違っていた場合の取り返しがつかなくなってしまう。
 
今回の熱中症及び塩飴の効果に関しては、脳内で「塩飴は熱中症に有効である」と脳内で分かっていたからこそ、塩飴を舐め始めた直後に頭とは別のところで「もう大丈夫」という暗示をかけていたのだろう。その暗示から体全体が錯覚したのだ。
 
「暗示」というのは思っている以上に強力かつ無意識レベルで行っていることであることが今回の経験でわかった。暗示を使いこなすには、広範囲の知識を適切に選び出す本人の器量に左右されるといっても良いだろう。